ヘラクレスオオカブト
【商品名】ヘラクレスオオカブト 成虫
【学 名】Dynastes hercules hercules
【寿 命】6-12ヶ月
【飼 育】23~25度が理想
〔飼育の難しさ〕
★冬季20℃以上の環境があれば容易
★15℃以下での飼育はかなり危険です。
★25℃を超える場合はケース内を乾燥気味にしまた通気をよくして下さい。30℃を超える場合は個体によっては10分程で死滅してしまう可能性がございます。
〔飼い方〕
♂♀小ケース以上で飼育して頂けます。(♂は中ケース以上がおすすめ)
マットはどの種類でも可、エサは♂♀30~65gでタンパク質が入った物がお勧めです。
〔子供を増やす方法〕
マットへ産卵しますのでマットの質が重要になります。
飼育温度は23℃以上が必要です。
【用意するもの】
・ビートル発酵マット(10リットル)
・飼育ケース大
・昆虫ゼリー
【セット方法】
*マットの水分量の目安としては、固く力一杯握ってやっと固まり、固まりを指で軽くつついて崩れてしまうくらいの水分量にして下さい。強く握って水がしみ出るようではかなり多いです。
*準備が出来たらケース底にマットを3~5cm程カチカチに詰め込みます。
次にケースにマットをたくさん詰めて完成です。
マットの深さは、13cm以上にして下さい。
*セット後は真っ暗な場所で管理をして昆虫ゼリー130g分ほど入れ一週間に一度餌替えの時だけ観察をするようにして下さい。1週間様子を見ないので、材などをナタ2cm程薄く切り転倒防止用に入れておいて下さい。
*2週間ほどしましたら、ケース側部や底に卵を確認できると思います。
*3週間ほどしても産まないようでしたら、交尾の手順に戻って再度セットをし直しますが、産み始めていれば交尾の必要はありません。産卵から孵化までは3週間ほどです。
〔幼虫の飼い方〕
ビートル発酵マットで飼育可能♂♀小ケース以上で飼育して頂けます。(♂は中ケース以上がおすすめ)
マットはどの種類でも可、エサは♂♀30~65gでタンパク質が入った物がお勧めです。
20~30℃での飼育をお勧めします。(下20℃ 上30℃が限界と思います)
未発酵(白色)のマット、腐葉土での飼育はお勧めいたしません。
注意してほしいこと
★ペアリング時以外は雌雄同居は避けてください。
♂の交尾意欲が旺盛なので♀を追いかけ回しますし♀が交尾拒否をすると♂が怒って♀を挟むことがあります。。
♂♀ともに体力の消耗も考えられますので採卵時以外は個別で飼育をした方が良いと思います。
1回の交尾で15~30分ほど繋がったままになっていることを確認して下さい
サタンオオカブト
【商品名】サタンオオカブト
【学 名】Dynastes satanas
【寿 命】6-12ヶ月
【飼 育】23~25度が理想
〔飼い方〕
♂♀小ケース以上で飼育して頂けます。(♂は中ケース以上がおすすめ)
マットはどの種類でも可、エサは♂♀30~65gでタンパク質が入った物がお勧めです。
〔子供を増やす方法〕
産卵数には個体差が非常に多い種類です。高温、多湿下での採卵は避けてください。
マットへ産卵しますのでマットの質が重要になります。飼育温度は18~22℃前後にして下さい。
【用意するもの】
・ビートル熟発酵マット(10リットル)
・飼育ケース大以上
・昆虫ゼリー
【セット方法】
*マットの水分量の目安としては、固く力一杯握ってやっと固まり、固まりを指で軽くつついて崩れてしまうくらいの水分量にして下さい。強く握って水がしみ出るようではかなり多いです。
*準備が出来たらケース底にマットを3~5cm程カチカチに詰め込みます。
次にケースにマットをたくさん詰めて完成です。マットの深さは、13cm以上にして下さい。
*セット後は真っ暗な場所で管理をして昆虫ゼリー130g分ほど入れ一週間に一度餌替えの時だけ観察をするようにして下さい。1週間様子を見ないので、材などをナタ2cm程薄く切り転倒防止用に入れておいて下さい。
*2週間ほどしましたら、ケース側部や底に卵を確認できると思います。
*3週間ほどしても産まないようでしたら、交尾の手順に戻って再度セットをし直しますが、産み始めていれば交尾の必要はありません。産卵から孵化までは3週間ほどです。
〔幼虫の飼い方〕
ビートル熟発酵マットで飼育可能
18~23℃で飼育をしてください。孵化から羽化までは1年半~2半年かかります。 しかし、長く飼育した分だけ羽化をしたときの感動と達成感は格別です。
カブトの幼虫は、カブト専用の発酵マットで飼育をして下さい。
未発酵(白色)のマット、腐葉土での飼育はお勧めいたしません。
〔注意してほしいこと〕
28℃を超える高温下での飼育は、成虫幼虫共に避けてください。
★ペアリング時以外は雌雄同居は避けてください。
♂の交尾意欲が旺盛なので♀を追いかけ回しますし♀が交尾拒否をすると♂が怒って♀を挟むことがあります。。♂♀ともに体力の消耗も考えられますので採卵時以外は個別で飼育をした方が良いと思います。1回の交尾で15~30分ほど繋がったままになっていることを確認して下さい
オオクワガタ・ヒラタクワガタ
〔飼育ケース〕
オオクワガタに限らずですが、クワガタムシやカブトムシの成虫は1つの飼育ケースで1匹ずつ飼育してあげるのが理想です。
オス同士小さな飼育ケースに一緒にいれてしまうとエサの取り合いなどでケンカしてしまいます。広い野外ではケンカに負けたオスはまた別の場所を探して逃げることができますが、狭いケース内ですと逃げ場がなく弱ってしまう原因になります。
また、オスとメス同士も通常は一緒のケースにはしないほうが良いです。オオクワガタは比較的おとなしい性格のクワガタですが、やはり狭いケース内ですと最悪メスを殺してしまうこともあります。
1匹ずつ飼育してあげることで長生きしやすくもなります。
飼育ケースの大きさは1匹で飼育するならどの大きさでも大丈夫です。だいたい(小)・(中)・(大)のサイズで市販されていますので、普通に飼育するなら(小)か(中)ケース、テラリウムのようにケース内で自然を再現するなら(大)ケースが良いと思います。
おススメなのは「コバエシャッター」というクワガタムシ・カブトムシ飼育専用のケースです。
これは、蓋の部分にコバエを通さない通気フィルターがあるケースで、コバエの発生を防いでくれて保湿効果も高いので大変便利です。プロのブリーダーも広く使用しています。
〔昆虫ゼリー〕
昆虫ゼリーは成虫のエサになります。今ではクワガタムシ・カブトムシ飼育に欠かせないものになっています。
クワガタムシやカブトムシ飼育で面白いのは、世界中どの種類でもほとんどがこの昆虫ゼリーで飼育できるんです。種類によってエサを変える必要がありませんので便利ですよね。もちろんオオクワガタも昆虫ゼリーで飼育できます。
ただし、幼虫の飼育はクワガタムシ・カブトムシの違いやさらに種類によっても合うエサが変わってきますので注意が必要です。また幼虫飼育の記事で詳しく紹介します。
昆虫ゼリーには天然樹液を分解してつくったものや果物の汁を含ませたものなど種類によって成分もさまざまです。たくさん市販されていますので迷ってしまいますが、普通に飼育する分には専門店で売られているものでしたらどれでも大丈夫です。いろいろ試しながら気に入ったものを見つけましょう。
用途によっても種類があります。大きく2つに分けて通常飼育用と高たんぱくゼリーがあります。通常飼育用は普通の飼育時に与えるゼリーで、高たんぱくゼリーは栄養価が高いため主に産卵前後や交尾後のメスに与えたり、越冬前の成虫に与えたりします。
また、ゼリーの大きさも色々あります。通常はゼリー1個が16gのものが多いです。オオクワガタもこの大きさで大丈夫です。もしくは18gのものでも良いでしょう。外国産のカブトムシに主に使われる60gのものもありますが、これはオオクワガタには大きすぎます。
〔エサ台〕
エサ台は昆虫ゼリーを入れる台になります。天然木を使用したものが一般的です。昆虫ゼリーをそのまま飼育ケースに入れるとオオクワガタがゼリーをひっくり返してしまって食べれなくなってしまうことがあります。また、コロコロ転がって土がついてすぐに汚れてしまいます。
エサ台を使ってあげれば昆虫ゼリーをキレイに食べることができますし、エサ台にオオクワガタが掴まったり、下に潜って隠れたりしますのであると非常に便利です。
プラスチックのエサ台もありますので、天然木かどちらか好みで使うと良いでしょう。
〔昆虫マット〕
飼育ケースに入れる土のことを「マット」と呼びます。昔は腐葉土などをいれていましたが、今では専用の昆虫マットを使用することがほとんどです。
飼育ケースにマットを入れるのにはいくつか目的があります。ひとつは飼育ケース内の湿度を保つためです。マットを霧吹きなどで適度に湿らせておけば、ケース内が乾燥することなくオオクワガタが快適に過ごせます。
丈夫なオオクワガタでも生き物ですのでカラカラに乾いた場所では生息できません。特に冬場は乾きやすいので、定期的にマットを湿らせてあげることが大切です。
もうひとつの目的としてオオクワガタが隠れる場所になります。夜行性のオオクワガタは昼間はマットの中に潜って休んでいることが多いです。オオクワガタにとってもリラックスできる安心した場所なんでしょうね。
普通に飼育するだけでしたら専門店で売られているマットならどれでも大丈夫ですが、マットの原料が広葉樹のものを選びましょう。広葉樹は昆虫が好んで集まる樹種です。逆に昆虫が苦手な針葉樹のマットは避けた方が良いです。
クヌギやコナラなどを粉砕したマットがおススメです。
また、産卵させる場合にはクワガタの種類によっては専用のマットが必要になる場合がありますので注意が必要です。
〔転倒防止材(止まり木)〕
オオクワガタや他のクワガタムシ・カブトムシはケース内をよく動き回ります。しばらくすると必ずと言っていいほどよく転びます。
問題は転んだあとです。何もないマットの上で転んでしまうと起き上がろうと必死に足をバタつかせます。ですが起き上がるのが苦手なためなかなか起き上がれません。
ずっとバタついていると体力が失われて弱ってしまう原因になります。それを防いであげるために転倒防止材(止まり木)をケース内に入れてあげます。
転倒防止材は特別どれが良いというものはありません。オオクワガタが掴まって起き上がれれば何でも大丈夫です。どこで転んでも起き上がれるようにケース内にバランスよく置いてあげましょう。
〔オオクワガタ成虫を飼育するための準備〕
必要な飼育用品がそろったら、オオクワガタを飼育するための準備をしてあげましょう!
まずは飼育用品をセットしてあげます。
昆虫マットに霧吹きなどで水分を含ませてあげます。どのくらいの水分が適切かというと、手で握ったときに団子状になる程度です。べちゃべちゃに水分を含ませるのは逆に良くないですので注意してください。
水分を含ませたマットを飼育ケースの半分くらいの高さまで敷いてあげます。
あとはマットの上にエサ台と昆虫ゼリー、転倒防止材をバランスよく置いてあげれば完成です!とっても簡単ですよね?
飼育用品の準備ができたら、オオクワガタの成虫を中にいれてあげましょう。
〔飼育ケースの置く場所について〕
飼育ケースは直射日光が当たらない静かな場所に置いてください。オオクワガタは温度変化に強いとはいっても元々昆虫は高温多湿が苦手です。
特に夏場などは直射日光が当たる場所は非常に高温になるためあっという間にオオクワガタが弱ってしまいます。彼らは自然の中でも太陽の出ている日中は木陰に隠れて夜になると活動します。ですから太陽に当ててあげる必要はありません。
〔飼育中の毎日の管理について〕
オオクワガタを飼育する際、毎日の管理は難しくありません。チェックするポイントとして、まずはケース内が乾燥していないか確認しましょう。
マットの表面が乾いているようでしたら、霧吹きでマット表面が湿る程度に水分をあたえてあげます。マットの中はそう簡単に乾きませんので表面だけで大丈夫です。
次にエサの昆虫ゼリーを食べているか確認しましょう。オオクワガタは夏場は活動が活発になりますのでたくさんエサを食べます。逆に冬場は活動が鈍くなったり、温度によっては冬眠状態になりますのでエサを食べる量も少なくなります。
夏場でも数日食べていないからといって心配はいりません。1週間くらいまったく食べないようでしたら新しいゼリーに交換してみたり、一時的にバナナを与えてみたりして様子をみてください。
ゼリーは食べ終わったら交換してあげますが、全部食べ切っていなくても腐ってくる前に交換してあげましょう。エサが腐るとコバエが集まってくる原因になります。
他にはオオクワガタの排泄物などでマットがだんだん汚れてきますので、グチョグチョになったり臭いが出るまえに新しいマットに交換しましょう。マットの状態が悪いとやはりコバエが集まる原因にもなります。
まとめ
成虫の飼育方法について紹介しました。
飼育に必要なものも多くありませんし、毎日の管理も特別難しくありませんのでとっても飼い易いのが嬉しいですよね。
飼育数が多くなるとその分手間も増えてきますので、まずはオス・メスのペアから飼育してみるのが良いでしょう。
飼育に慣れてきたら産卵や多頭飼育にチャレンジしていってください。